【クレジットカード付帯海外旅行保険の使い方】
先日ベトナムのビーチで昼寝をしたら、ひどく日焼けをしてしまいまして。
Tシャツが痛くて着られないというような感じだったので、ホーチミンにて初めてクレカ付帯の海外旅行保険を使ってみました。
誰かの役に立つことを願いながら備忘録的にまとめます。
- ■概要
- ■学生専用ライフカード
- ■電話が使えない
- ■LINE Outで日本のカード会社へ格安電話!
- ■電話をかける先
- ■LINE OUT有料版の使い方
- ■電話対応の流れ
- ■病院へ行く
- ■おしまい
- ■あとがき
■概要
《必要なもの》
また、利用付帯のクレジットカードの場合は、おそらく利用付帯条件を満たした証明となるレシートなどが必要なはずです。
利用付帯とは、海外渡航費を当該クレカで支払いしているなどと言った、「ある条件を満たさないと保険が適用されない」形式のことです。
これに関しては渡航前に確認しておく必要があります。
《手順》
- LINE Outを使って日本のカード会社あるいは保険会社へ連絡
- 保険会社の人が病院を探して予約してくれるため、一度電話を切って待つ
- 保険会社から電話がかかってくる
- 病院へ行く
■学生専用ライフカード
学生専用ライフカードの付帯保険でキャッシュレス診療を利用しました。
キャッシュレス診療とは、その場で治療費を立て替える必要がなく、病院が直接保険会社に請求してくれるものです。
キャッシュレスじゃないと、高額の治療費になった時に立て替えることができないなどの問題があります。
最近はクレカの付帯保険でもキャッシュレス診療に対応できるところが多いようですが、他のカードの場合はそこを確認しておいた方がいいかもしれません。
また、このカードは保険が自動付帯なので、渡航90日間の間であれば特に何も条件を満たさなくても保険が自動的に適用されます。
年会費も無料なので重宝してます。
学生最高。
保険会社はあいおいニッセイ同和です。
■電話が使えない
僕はベトナムでSIMカードを持っていなかったので、音声通話はもちろんデータ通信も行えず、ゲストハウスのWi-Fiのみが使えるという状況でした。
日本で使っているSIMでローミングするという手もあると思いますが、それだと電話代が高額になってしまいます。
ということで、まず「日本のカード会社あるいは保険会社に安く電話したい…!」という所から始まります。
■LINE Outで日本のカード会社へ格安電話!
まずはゲストハウスのWi-Fiを使ってLINE経由でカード会社の担当デスクに電話をかけます。
LINE Outは「LINEを利用して固定電話に電話をかける」サービスを利用します。
ネット広告を見れば3分間の通話は無料で行えますが、今回は3分以上かかると思われたので有料版を使いました。
有料版でも、世界のどこからでも日本にかける場合は1分あたり3円です。安い!
ちなみに他の国へもかけられますので非常事以外にも重宝します。
詳しい国ごとの料金は↓を参照してください。
後ほど詳しく使い方を説明していきます。
■電話をかける先
ベトナムにはライフカードの海外お問い合わせ先が無かったので、日本のエマージェンシーラインに電話しました。(日焼けぐらいでエマージェンシーライン使ってごめんなさい。。。)
他の国に滞在している場合などは下記URLを参照してください。
http://www.lifecard.co.jp/sp/service/riyou/travel/lifedesk/telguide.html
ちなみに結果から言うと、保険会社の電話番号を教えるからそっちに電話してくれと言われたので本当は保険会社の電話番号に直接かけられたらいいのかもしれません。
実は付帯保険利用の際にどこに電話をかけるべきなのかなどは、ネットで調べてもイマイチよくわかりませんでしたし、上記URLを探すだけでも一苦労なので、これは日本にいる時から調べておいた方がいいです。
メモを取ったりスクリーンショットを撮るのもいいですが、オススメはWebページをPDF変換して保存できるアプリを使って保存しておくことです。
こうすれば一々カメラロールからスクショを探す手間も省けます。
こんな感じ↓
■LINE OUT有料版の使い方
ではLINE Outで日本のカード会社・保険会社に電話をかけます。
もちろんカード会社とかじゃなくて個人の家などにもかけられます。
①LINEで「ウォレット」のページを開く
②下にスクロールして「その他サービス」を開く
③「LINE Out Free」を開く
④左上のマーク(あるいは緑色の帯部分)を開く
⑤上の方のロゴを開く
⑥下の「コールクレジットで有料通話」を選択
次にコールクレジットと呼ばれる1単位=1円のものを買います。
通話すると、時間に応じてこのコールクレジットが引かれていきます。
⑦右下のマークを開く
⑧コールクレジットを買う
240円単位のようです。
⑨7の画面に戻って普通にカード会社あるいは保険会社に電話をする。
ただし、日本にかける場合日本の電話番号の先頭の0は省略してください。
03-××××-××××の場合は+81 3-××××-××××と打てばいいわけです。
■電話対応の流れ
先述の通り僕は結局カード会社のエマージェンシーラインに電話して、保険会社の電話番号を教えてもらい、保険会社にかけなおしました。
こういうのって大抵「ただいま大変混雑しております…」みたいな感じで、オペレーターに繋がるまで時間がかかるので、LINE Out無料版の3分じゃ無理だと思います。
では電話対応の流れです。
①電話を向こうからかけなおした方がいいかどうかを聞かれる。
つまり、高額な電話代を保険会社持ちに致しましょうか?と言ってくれるわけです。親切。
ただ、僕は先述の通りベトナムで使える電話番号を持っていなかったし、1分3円で80分分もコールクレジットあるからいいかと思ってそのまま電話しました。
②カード番号を聞かれる
ここでクレカのカード番号等を伝えます。
あとはトントン拍子です。
③症状等を伝える
④病院の希望を聞かれる
日本語通訳がいた方がいいか…など。
ちなみにここで宿の名前や住所を聞かれました。
近くの病院を探してくれるためです。
⑤保険会社側がキャッシュレス診療を行ってくれる病院を探して予約してくれるため、一度電話を切る。
この予約完了後に、保険会社からの電話を受け取る必要があります。
僕は宿の固定電話の番号を伝えて、宿のおばちゃんに「もし日本から電話かかってきたら代わってくれる?」と伝えました。
⑥予約完了の電話がかかってくる
宿の固定電話に電話がかかってきて、おばちゃんに代わってもらいました。
予約した病院の名称・住所などを教えてもらいました。
ちゃんと宿の住所も加味して、宿から近くかつ日本人スタッフのいる病院を紹介してくれました。
なお僕は病院まで歩いて行きましたが、病院までのタクシー代も出るとのことです。これは流石に立て替える必要がありますが。
レシートを貰えれば貰って、貰えなくてもどこから乗ってどこで降りたか、いくらかかったかをメモしておけばいいそうです。
東南アジアのことなので、バイクタクシーなどはレシートをくれないなどという事もしっかり想定されているようです。
■病院へ行く
僕が行った病院には受付に日本人の方がいて、書類も日本語のものでした。
ちなみに僕の場合病院はFamily Medical Practiceという所で、とても綺麗でした。
なお、病院には保険会社からすでに連絡が行っているので名前を告げればそれで全部話が通ります。
もしも病院で話が通らなかった場合は、「保険会社からデータが行っているはずだから確認してください」と告げるように保険会社から言われました。
お医者さんはフランス人?の方で、僕は通訳なしで診察を受けましたが、日本人スタッフの通訳が必要かどうかも聞かれましたので安心です。
■おしまい
キャッシュレス診療なので、僕はお金を1円も払わず病院が保険会社に直接請求してくれます。
保湿クリームとひどくなったとき用のステロイドをもらっておしまいでしたが、合計1万円ほどしたので、保険使ってよかったなと思いました。
■あとがき
治療費が高額になった場合に備えて、僕は複数枚のクレジットカードを所持しているのですが、その場合どうすれば合算して払えるのかについてはよくわかってません。
多分1つ目の保険会社で、もろもろ伝えれば大丈夫だと思うんですけど。
それとおまけですけど、クレジットカードの付帯保険でもちゃんと英文証明書というのが貰えます。
ロンドンに語学留学に行く時に英文証明書の提出を求められましたし、なんとなくあると安心なので、僕は毎回貰ってます。
電話して1週間(と言われながらいつも3日くらいで届く)で封筒に入って届きます。