悩める東大生の休学タビ記録

就活に悩んだ東大生が、やりたいことをみつけ、休学し旅をする。そんな旅の記録。

【ロンドン】3つの考え事

ロンドンでの2週間で僕は3つのことを肌で感じました。

 ただ、単純に楽しかったの一言でまとめられる気もするのだけれど。

 

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過去記事↓の続き

spinningtop.hatenablog.com

 

たくさんの美術館をめぐった事や、語学学校生活に関して、シャーロックロケ地巡り、オックスフォードとコッツウォルズへの遠出についてなどたくさんのことを書きたいけれど、またの機会にして、ロンドンで考えたことを3つだけ。

 

 

 

1.生きている実感

先に言っておきます、この節には何の論理性もありません。

 

ロンドンのヒースロー空港につくと、海外特有のニオイと空気が漂っている。

オイスターカードという日本でいうSuicaを買って、語学学校の寮のあるFinsubury Park st.に向かう。

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イギリスらしく天気は雨だった。

イギリス人は傘をささないと聞いていたけれど、もっと小雨の場合に限るようだ。

入寮をしていないのに、カードキーがないと玄関すら入れないというなんとも不便な仕様だった。

重いスーツケースを持って玄関の前で呆然と雨に濡れていると、タバコを吸いにきた寮の住人の女の子が入れてくれた。

 

寮といっても語学学校が提携しているだけで実際はマンションの1室みたいな感じ。事務室の人には「今日からここはあなたの家だと思って。友達を泊めるのも自由だ」と言われた。

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長時間のフライトに疲れて、すぐ就寝してしまった。

起きるともう暗くなっていたけれど、どうしてもみたいものがある。ビッグベンである。

海外の夜を一人で歩くのは少し危ないかなとも思ったが、もはや止められない。

 

翌日の語学学校の位置確認もかねて、夜のロンドンに一人で散歩しに出た。

Holborn st. まで地下鉄で出て、学校の位置を確認したのち、ビッグベンまで歩く。

途中でホームレスにすごい罵られて怖かったのを覚えている。

 

僕はあの景色を二度と忘れないと思う。

waterloo橋まで来ると、広大なテムズ川が眼前に広がった。

遠くに、ビッグベンが輝いていた。

今思うとなんて大げさなとも思うが、ビビりながら一人海外に来た中見たその景色は、その時の僕にはとてつもなく美しく感じられた。

 

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僕はずっと実家暮らしだから、このロンドンでの疑似一人暮らしは、なんとなく心細くて、それに自分で英語を駆使しながら生活必需品を揃えないと生きていけなかったから自分の力で生きているという実感が、少し芽生えるのを感じた。

 

 

ある程度ロンドンに慣れたある夜のこと。

僕はCovent gardenというマーケットの中にあるパブに行った。

イギリスのパブというのはレストランとバーを複合したような感じで、わりと一人でご飯を食べに行ったりもするようなのだけれど、初めは緊張する。

 

僕はビールを運んでいるジョージクルーニー似のおじさんとぶつかってしまった。彼はビールを少しこぼしてしまった。

謝ろうとすると、「こんなもんいいんだよ、気にすんな、気楽になれよ!」と言われた。すると、そばにいた彼の友人もおなじように僕に笑いかけ、僕は背中をバシバシと2回たたかれた。

日本の酔っ払いは、外国から来た若者に、ここまで寛容になれるだろうか。

 

サイダー(シードル、りんご酒)を飲み終えると、僕はピカデリーサーカスに向かった。

渋谷でいうスクランブル交差点である。

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黒人のBusker(大道芸人)が、ちょうどこのエロスの像の前で地べたに座り、ギターを持って弾き語りをしていた。

涙が出そうになった。あんなに人を感動させる歌声を聴いたことがなかった。

もちろん異国の地で1人という環境が、感情を揺らがせる要因になっていたことは否定できないけれど、それでもwaterloo bridgeからの景色と同様に、僕にとってはこれ以上ない音楽だった。

しばらくほろ酔い気分でエロスの像に座って歌声を聞いていたあの時間は、これまでに感じたことがない種類の幸せな気分だったし、生きていることに対する喜びのようなものを感じた

 

 

2.多様性について

語学学校の校舎はちょうど大英博物館の真隣位にあった。

このあたり↓ ほんとに敷地内レベル。

 

 

 僕のクラスのレベルはupper intermidiate。

最初はブラジル人の女の子一人と、トルコ人の男性一人に僕の計3人。

途中から、ブラジル人の子が帰国となって、ぼくら2人はupperクラスという一つ上のクラスに組み込まれた。

 そこでクラスは、ブラジル3人、サウジアラビア1人、イタリア1人、トルコ1人、そして日本1人、もちろん先生はイギリス人といった構成になった。

upperクラスはあんまり文法の授業とかが無くて、いつもそれぞれの国についての紹介など、ほとんど雑談しているみたいな感じだった。

 

いろんな人とクラス内外で出会った。

僕と同じ土木工学専攻ですでに親の建設会社を引き継ぐことが決まり、基本毎日仕事とジム通いのブラジル人の女の子、カフェを立ち上げたのに徴兵制によってすべてやめなければならなかった車好きトルコ人、超絶美人のイタリア人、オランダ人と結婚したイギリス人の先生、将来英語でホテル業を営むことを夢見るマカオから来た女の子。

すごく楽しかった。

 

普段の日本の生活では会えないような経験を持った人たちといろんな話をしていると、なんとなく、ああこれが多様性か、と思い始めた。

価値観が違ったり、でも共通点もあったり。

つまり、自分と全く違う人を認めるということは、楽しいことなんだ、と感じた。

 

 

3. テロとのニアミ

僕は3月18日にロンドンからパリへ移動しました。

だからニアミスなのですが、ビッグベンの近くで昨年テロがあったことを覚えているでしょうか。

www.huffingtonpost.jp

 

これは3月22日のことでした。

つい4日前までほぼ毎日見に行っていたビッグベン。

遠い日本で見るテロのニュースよりも、ゾッとしました。

ロンドンにはもう友達もいます。

数日早かったら、自分も巻き込まれていた可能性すらありました。

 

この時から、テロというものがなぜ起きるのか、その背後にある本質はなんなのか、次の世代を担う僕らはどうするべきなのかを考えるようになりました。

 

 

 

以上がロンドンで感じた3つのことです。

そのうちロンドン観光についても別記事でまとめておきたいと思います。

 

次は休学を決める火種になった出会いがあったフランス、パリ編です。

 

 

                 

次の記事はこちら↓

spinningtop.hatenablog.com

 

 

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