悩める東大生の休学タビ記録

人生に悩んだ東大生が、休学して世界中を旅した経験を綴ったエッセイブログ。

自己紹介と出発点

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プロフィール

東京大学4年生(ブログ開設2018年3月当時)→東京大学大学院修士過程(2018.4-2019.3を休学)

 

大学3年次に就活に片足を突っ込み、結果大学院進学を決めるが、最初の1年を休学することに決める。

休学中の旅記録や考え事を書き留めておくブログ。

                         

 

はじめまして。

 

突然ですが、みなさんは自分の人生でやりたいことってありますか?

またはやりたいことをやってきましたか?

 

これは、僕が大学3年次に就活をかじって以来、自分自身に投げかけ続けている質問です。

というか世の中の就活生一度はこの壁にぶつかるのではないでしょうか。

 

僕は、自分のやりたいことを思いつけなかった。

でも就活を前にして自分のなりたい職業は何かと問うた時、はじめは官僚・外資系・大企業が候補に上がりました。


そして説明会に参加したりしているうちに、こんな風に思うようになりました。
世の中には色んな仕事があるのに、自分のなりたい職業というのは、高給で世間的にも認知度が高いものばかりで、実際の仕事内容自体を自分が心からしたいと思っているかというと必ずしもそうではない。そうか、自分はただエリート街道のようなものから踏み外れるのを恐れているのだ、と。
いつのまにか自分のやりたいことよりも、他人からの評価を優先してしまっている。

 

だから、やりたいことが思いつかない。

 

 

ではこれまではどうだろうか。

幸運にも、行きたい高校に入れて、憧れの大学に入り、第一希望の学科に配属された。

自分の選んだ道を歩んでる!

…本当にそうでしょうか。

 

僕は学歴社会が嫌いでした。
塾に行くのなんて馬鹿げている。
重箱の隅をつつく勉強のどこが楽しいんだ。
そして実際にそういうスタンスで、東京大学に現役で合格することができました。

 

でもよくよく考えたら、中学時代に少し成績が良かったから志望校は進学校になり、高校でも少し成績が良かったから、東大を志望した。そして大学内でもそれなりの成績があったから、配属が少し難しい学科を志望した。そういう面がなかったとは言い切れません。

これで僕は本当に、心から自分が進みたいと思った道を進んできたと言えるのだろうか。

なるほど、自分で進路を選んではいます。

間違いなくその時々の選択肢から自分のやりたいことを選びました。

でもその選択肢は始めからものすごく限られたものでした。芸大進学、高卒、留学、それが可能だったかは別として、他にもたくさんあったはずの選択肢についてまじめに検討した上で進路を選んだわけではありません。

 

しかもその結果、高学歴として他人の評価を気にする変なプライドがついている。

それも、なんの能力にも裏付けされていない。東大入ったって僕より頭のいい人はこの世にたくさんいます。

学歴はあって悪くありません。大企業に入るのも全く悪くありません。

しかし、自分の本当にやりたいことを見つけ選択していく力が僕には欠如している気がしました。

自分こそ学歴社会の弊害をモロに受けてきた人間なのかもしれない。

 

 

このまま就活を続けたらヤバイ。

人の評価ばかりを気にして、自分のやりたいことに素直になれないまま、気づいたら歳だけ重ねていってしまう。

そんな危機感に襲われました。

 

 

結果、僕にはまだ就職は早いと思いました。

 

 

そして大学4年も終えようという今、旅したい!自分の専門以外の勉強がしたい!などと思うようになった僕は大学院1年目を休学することになりますが、そのキッカケとなった出会いについては多分また今度投稿します。

でもこのブログは基本休学中の旅日記の予定なので、こんな堅苦しいのは最初だけ…のはずです。笑

 

 

このブログの出発点は以上のようなところにあります。

旅のハウツーなどとして少しでも誰かの役に立てば嬉しいですが、悩ましい一学生の就活に対する反抗期を綴ったブログとしても誰かと思いを共有できたら、嬉しいです。

僕にはなんの実績もスキルもありません。意識高い系学生に見せかけた超グータラです。でもそんな僕だからこそ言えることも、もしかしたらあるのかもしれないと思っています。

 

 

 

                   

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spinningtop.hatenablog.com

 

 

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